2019年3月27日水曜日

幽玄

奥の細道を読んだら、芭蕉の俳諧は日本の和歌から中世時代人の死生観や美学、それは一言で言えば幽玄の世界への傾斜なんだと分かった。
それでふと気づいた、ルドンの絵の裏にあるのはまさにこれだ、幽玄のイメージだと。ルドンの気味の悪い感じ、背後に何か見えないものが潜んでいるように見えるがそれが何か分からない、その謎に手がかりができた感じがした。ルドンと源氏物語や枕草子が芭蕉のおかげで繋がりそうだ。
でも今描いているこの絵にそれはないな…。(画)


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