今日も山に薪を拾いに行った。砕石工場の騒音のない静かな森の中で枯れ枝を集める。斜面をトラバースしたり登ったり降りたりしていると体が軽い。楽に動き回れる。体調だけでなくトワンの喪失感からだいぶ遠ざかったからだ。トワンと暮らしたこととトワンを失くしたことの両方がこの自由感を与えてくれたのだと思った。孤独の自由。
芸術の中で独創というものは重要な一つの要素だと思って来たが、そうではなく独創のみが芸術なのだと気づいてみれば、何のことはない。ただ絵を描いていればいいだけなのだ。
今年はただ独り冒険の旅に出る。第一日目。(画)
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