2019年1月15日火曜日

腰の位置がやっと決まった

とうとう今夜、腰の位置が決まった。前のめりでもなく腰が引けてもいない、力んでもいなくて脱力もしていない普通に見える状態を捉えるまでだいぶ時間がかかった。出来てしまえば当たり前なのだが。

「こういうことをしている彫刻家はもういないだろうな」とガハクに言われた。確かに私も彫りながらそう思っていた。腰の回り込みなんかにいくら手間暇かけても誰も気がつかないだろう。だけど、ハーバードリードとかウィリアムブレイク、ジャコメティやガハクの目にはその違いが分かるはずだ。

ましてや神の目にはである。自分の目のなかにあるものに嘘は付けない。(K)


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