大理石の『りすの女』をアトリエから外に出した。これをうちのライトバンの荷台にどうやって入れるか、ずっと考えて来たんだ。で、ついに今日ガハクに手伝ってもらって決行した。
ゆっくりと2本の帯で吊るし下ろしている。この後、これを1本に縛り直して、頭から荷台に差し込み、丸太のコロを数本背中に差し込み、コロコロコロと荷台の奥へと押し入れた。完璧だった。二人でやれば何とかなる。何でも出来るということがまた実証された。
庭まで車を入れて、台車に引きずり下ろす時も、コロコロコロと転がしながらゆっくり載せた。庭の工房に立つ『りすの女』を眺めながら、ガハクが「大理石の模様がこんなにあるとは気がつかなかったよ。いいねえ」と言う。
夕暮れにアトリエでトワンを彫っていたら、窓に月が現れた。ガハク出動第一日目無事終了。(K)