2020年4月16日木曜日

木が蘇る時

夕食後、ガハクがいなくなったと思ったら、絵を描いていた。トワンの周りの色を塗り替えている最中だった。手が震えなくなったからどんどん描いている。ときどき右手が引き攣るそうだ。横で見ていたら、「いたたた、、、」と、手のひらを開いたり閉じたり指のストレッチをしては、また筆を取って描いていた。

全てがリハビリだ。歩くのも、皿を洗うのも、掃除をするのも、絵を描くことも。面倒臭いということも無くなった。動けることが楽しいのだ。こういう風にずっとやって行けたらいい絵になるに決まっている。生きているものが向こうからやって来るのだから、こんなにありがたいことはない。目に飛びこんで来るものを描くだけだもの。力はそれに応じて蘇って来るはずだ。(K)


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