ある美術展が中止に追い込まれたという。テロ予告に始まって政治家の圧力、企画者は圧力に屈するな、警察は何してる、憲法における表現の自由について…多方面に渡っての議論。しかしどこにもその作品自体の美的評価について論じたものはない。芸術作品にとって一番肝心なその点についての議論は始まる前に終わっているみたい。
大きな疑問があるんだけど、もしかしたらそんな事はどうでもいいんじゃないのか?今の人たち美術なんかに本当の関心を持ってるんだろうか?新しい表現や面白い感性を見出す喜びを知っているんだろうか?どれだけ美術を求めている人がいるんだろう?いや本当に美術は必要ですか?単なる娯楽なら他にもっと面白いものがいくらでもあるでしょ?どこが面白いのかよく分からないものなんか見せられて楽しいですか?
こんなことを思いながらイヴィッチに向かってた。(画)
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