2019年8月10日土曜日

堆積する記憶

今年の夏は親友の命日をふっと忘れて過ごしてしまった。珍しいことだ。元々記念の日をあまり意識しないのに彼の命日だけは別だ。むしろ時が経つほどに大事な日のように思い出すようになった。それを今年は忘れていた。そういう年もあるさというだけなのか、それとも何かが変わったのか。分からない。
世間では先の戦争にまつわる記念日が次々と通り過ぎていく。毎年の恒例の行事と共に繰り返される記憶。しかしその記憶もその事があった日から時が経って変質しないわけにはいかないだろう。繰り返される時間とともに堆積する記憶も変質する。(画)

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