2019年11月12日火曜日

名のない小鳥

今朝メジロが庭にやって来た。十羽くらいの群れがさーっと流れて来て林檎の小枝にとまった。しばらくしたらまたさーっと次の木へ移って行く。その姿のなんと可愛らしいことか。
「メジロはよくシジュウカラと一緒にいるね。も少ししたらエナガたちも来るよ」とガハク。

今夜も翼の形を直した。蝶のようだったのが、やっと鳥になった。 小鳥にも個体差があるのだろうが、メジロはどの子もメジロだ。天使はどれも天使だろう。名はない。名を求める人は天使にはなれないということだ。それでもピアソラは名を残すだろう。今夜はYouTubeでピアソラをひたすら聴いた。顔を真っ赤にした老人がバンドネオンを艶っぽく熱く弾いていた。若い演奏家に囲まれて。永遠なる人だ。(K)


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