2020年7月27日月曜日

川の出現

森の中に小さな川が現れた。ずっと降り続いている雨のせいだ。1日のうちで必ず雨が止む時があるので、ガハクの山散歩は欠かさず続いている。

「毎日同じ道の同じ風景を眺めながら歩いているのに楽しいんだ。何か違っているとすぐ分かる。またキハダの根っこが剥がされていたよ。ああいうことをするのは業者じゃなくて、ある種の人たちだと思う」と言う。

こだわりと安逸が自己愛で固められた顔が思い浮かんだ。正しく苦しまなかった人たちの労苦は、誤魔化されたままでいつまでも澱のようにベタベタと張り付いて剥がれない。だから木の皮を剥がして回るのだろう。

今朝は朝一番に歯医者さんに電話したらすぐに予約が取れたので、散歩は後回しになった。ガハクが退院してすぐにやりたかったことは、歯を治すことだった。やっと達成できる。今日は先生に「見るからに元気になられましたね」と言われたそうな。(K)


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