2018年8月25日土曜日

夢の後

椅子に座って本を読んでいる。いつの間にか眠っているのに気づかず書かれた話の続きを夢の中で想像していたりする。起きて実際の続きを読むと眠るまで読んでいたことと辻褄が合わない。
絵の前で居眠りしても同じことが起きる。やったはずのタッチが残っていなかったり色が違ったりする。これも夢の中で絵を進めているのだ。
明日目覚めたら昨日までできなかったことができるようになっていたらいいなと子供の頃何度も思った。さすがに今ではそんな夢は抱かないが、そんな気持ちにかなり近い希望を依然として持ってはいるらしい。
この絵の意味は?意義は?なんてことを全く考えずに描くことができないと画家じゃないな。(画)

2018年8月24日金曜日

台風の雨音

屋根を打つ音がだんだん激しくなったけれど、そんなに煩くは感じなかった。山の斜面の木々がザワザワ揺れていて、、、こういう景色の中に立って雨に打たれたら心が洗われて、きっといい気持ちだろう。スッキリするかもしれない。そのうちだんだん愉快な感情が湧いて来るはずだ。

稜線歩きは雨具を着るけれど、樹林帯に入ってからは傘の方が便利なんだ。夕立には勝つ自信はある。自転車を必死に漕いで何度も振り切ったからね。

木の枝の細かいところにも砥石を当てた。(K)




2018年8月23日木曜日

愛の原点

夫婦愛が愛の原点だとスウェーデンボルグは書いている。
鳥を描き始めたが一羽では足りない、三羽では多すぎる。二羽がいいような気がした。いやどうしても二羽でなければならない。Sの頭の上に飛ぶ二羽の鳥は彼の魂を見守っている。それはテツタロウさんとヒデコさんに違いない。あの二人は結婚に反対する親族に反発してそれぞれの家を出たそうだ。彼らから生まれたSに愛を見つけられないはずがない。(画)


2018年8月22日水曜日

光か塩か

光の棒が葦原を照らしていた風景を思い出した。と同時に、塩の柱になった女のことも思い出しながら彫っていた。この柱はどっちに見えるだろう?

光と言えば、明後日うちにもついに光が来る!これまでのADSLでの 契約会社が閉鎖され、その親会社のソフトバンクに引き継がれることになったので、ついでに高速接続にしてみることにした。どのくらい速くなるんだろう?blitzでバピューンって目にも留まらぬ速さで弾が飛ぶようになるのかなw

表側に400番をほぼかけ終わった。ピンク色の縞模様がうっすらと柱にも出て来た。(K)


2018年8月21日火曜日

始まりと終わり

何かが終わるということは何かが始まるということだ。始まりの時期が終わり次の段階へ移行すると捉えてもいいかもしれない。終わらなければ始まらないもの。始まる為に終わらねばならないもののことを考えずに、始まるもののことを考えよう。
ガジュマルの樹はこれからだ。ぼんやり写真…(画)


2018年8月20日月曜日

愛しいもの

トワンに400番の砥石をかけたら、うっすらとピンク色が出て来た。白い大理石にも、青っぽいもの、黄色っぽいもの、赤っぽいものがあって、よーく見れば色味を感じる。この後、600番をかけて、さらに800番のペーパーまでやってみるつもりだ。もっとシャープでやさしい光を放つだろう。
ぞうけいが終わって一人庭の工房で絵を描いていたら、トワンが度々見回りに来た。 耳が遠くなってからの習慣で、私が何処にいるか目で確かめているのだ。愛しいものがいつも傍にいてくれることの幸せを彫るとこうなる。(K)

2018年8月19日日曜日

ガジュマルの樹その後

ねぇあの樹の描きかた教えてくれよぉ〜。
自分で考えなよスズキくん。第一どうして僕がその樹を知ってるって思うのかなぁ?
だって描いてただろ夏のクソ暑い日に、その樹の下でスケッチしてただろぉ。イーゼル立ててまで描いてたかどうかは忘れたけども…。よくあんな暑いとこで絵描けるなって感心してたんだよ。
それ君の夢の中で僕が描いてるところを見たんでしょ。だとしてもそこまで覚えてるなら樹の形だって覚えてないかい?色だって。いやそうでなくても元々描きたいように描くのが君の流儀でしょうに。
そりゃそうなんだけど降りて来ないんだよなぁ…だから訊いてみたくなったんだ。まぁもう少し努力してみるよ。じゃまたな。(画)


よく見られている記事