2019年6月11日火曜日

思い出したくない記憶

今度の展覧会に出品しようとキャビネットを探したが見つからず暫く途方に暮れたが、収納用の筒に入れっぱなしだったのを思い出した。幅が広すぎて平らな状態では引き出しに入りきらなかったから丸めておいたのだった。
油絵を描かずに木版画ばかりやっていた時期の作品だが、今ではそれがいつ頃のことでその時どんな心境だったのかもはっきりとは思い出せなくなっている。年々減退する記憶力のせいでもあるのだろうが、精神的に苦しく辛い時期だったということもあって、思い出したくない記憶の箱のなかに一緒に入れてしまったのだ。(画)

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