2019年10月11日金曜日

絵に生きる

一枚の写真の記憶を元に描き始めたこの絵は僕にとっては大きな冒険だった。作品としてまとめられるか、描ききれるか、そもそも絵になるのか…などという心配を振り払って描き始めた。
今ではすっかりそういう危惧や恐れを持たないでも済むようになったのはこの絵自体のおかげだ。だからと言って何か確実なものが手に入ったとは思わない。むしろ絵はあちこちで崩壊しているとも思える。例えばこの3人の関係は?と訊かれても答えられない。
でもそれでも描き続けることができる。正に僕自身の生活がここにあるという証明なのだ。(画)



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