2019年6月22日土曜日

色味

砥石の使い方をいろいろ試しながら自由にやってみたら面白いことに気が付いた。間の砥石を一つ飛ばして、高い番数の砥石でシツコク磨き続けると、柔らかな布の風合いが出るのだ。鑿痕を消す必要があるのは墓と宝石だけ。彫刻はキズさえもニュアンスになり、色味を与えてくれる。但しベースの形がしっかり彫られた上で。

トワンの毛の柔らかさと、布のゴワッとした感触の違いが少し出せるようになった。熱意という器に注がれる美の感情を寄り道なしで形にしたい。(K)


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