2018年12月26日水曜日

月の音が聞こえる

石を彫りながら色を感じることはあるけど、音まで聞こえて来たのは初めてだ。このところ 冬の満月に照らされて自転車で走っているせいかな?

「椅子が少し窮屈じゃない?」とガハクに言われて、椅子の脚と背当ての位置を慎重にずらして彫り直した。そうしたら、ピアニストがゆったりと楽しそうに弾き始めた。森がぐっと近くに寄って来た、もっと彼の歌を聴きたくて。死んだ人たちが蘇る満月の夜の森。(K)


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