2018年11月6日火曜日

大天使飛来

鳥の長かった首を短くしたら、人のようになった。山の上に広がる雲を見ていて巨大な鳥のようだと思った最初のイメージは、これだったと今分かった。いつもそうだけど、彫りながら気が付くことばかりだ。ダイレクトに彫れることの方が少ない。雲が鳥になり、鳥が人になり、人は大きな翼を持つ天使になった。幼くして死んだ者は天使の教育を受けると聞いている。みんな素直だから大抵の子が天使学校を卒業できるのだそうだけど、大人はそうは行かない。夫々の性質に従った場所に収まっていくのだそうだ。だからこの世で良い人になっておかなきゃ死んでからじゃ間に合わない。ところがトワンという犬は、最初から天使が犬の姿をしてこの世にやって来た。今日は香典までいただいた。どんなに皆を和ませていたことか。こんどは大きな翼を持って飛んで来ておくれ!(K)


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