2020年12月10日木曜日

オーブンが壊れたので

よく膨らんだパン生地をいつものように焼こうとしたら、オーブンが温まっていない!パン焼き係のガハクは慌てて、オーブンを分解して修理できないかと、あれこれ試みたそうな。しばらくやってみたがどうしても分解できないブラックボックス(アナログの電気オーブンなのだけど)に突き当たり、すっかり諦めて、フライパンで焼き始めた頃に私は帰宅した。 玄関を開けたら廊下にオーブンが置かれていたので、事情はすぐに察した。

自然酵母のパンは発酵がゆっくりだし、膨らみ方にも腰があってどんな風にも焼ける。食パン4斤になるはずだったのが、5枚のぎゅーっと中身が詰まった重くずっしりしたパンになった。薄く切って食べてみたら、ちょっと酸っぱくて焦げ臭い素朴な味がした。見た目もワイルドじゃないか。原始パンと名付けよう。

オーブンは、また同じものを注文した。明日届くそうだ。火さえあればパンは焼ける。(K)



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